秋の味覚を堪能する―舞茸編―

 「暑さ寒さも彼岸まで」という諺がありますが、少しずつ秋の気配を感じるこの頃になりました。

記録的猛暑と言われた今夏を乗り切り、これから秋の味覚をしっかり味わいたいと思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

 

秋の味覚の代表格といえば、秋刀魚、栗、さつまいもなどに加えてキノコ類が頭に浮かびます。今回はその中で独特の香りと触感が魅力の「舞茸」についての話をしたいと思います。

舞茸は古来「幻のキノコ」と言われた希少なキノコでしたが、今や人工栽培が普及して季節を問わず求めることができる食材になりました。

しかし、天然物が市場に出るこの時期に、旬の食材として美味しくいただきたいものです。

いくつものカサが折り重なったような形状、特有の香りと風味、パリッとした感触、加えてビタミンD、食物繊維、グルカンなどの成分を含み、栄養価が高く、炊き込みご飯、汁物、煮物、炒め物、天ぷら、サラダなど多彩な料理に活用ができます。この秋の食卓に様々な形で登場させていただきたい魅力ある食材のひとつです。

 ただ、舞茸の「旨さ」を引き出すためには一手間が必要です。

実は、舞茸には一度冷凍することで旨味がアップするという特性があり、鮮度が良いうちに洗わずに冷凍し、凍ったまま加熱調理をすることで旨味成分が出やすくなります。

購入した舞茸を食べやすいサイズに小分けし、スタッシャーに入れて冷凍保存をすることをお勧めします。密閉性が高いことから冷蔵庫臭が着きにくく、冷凍状態で3週間から1カ月程度の保存が可能です。大量購入した際にも冷凍保存を行い、料理の都合に合わせて使用することができます。

 この秋、ぜひ一度お試しください。もちろん、舞茸以外の冷凍保存も可能です。

・きのこの冷凍保存に関する動画はこちら

 

◆きのこの保存におすすめのスタッシャー

EZサンドイッチEZスナック…小分け保存や使用した際の余り食材の保存におすすめです