実は紀元前から!?アイスのはじまりものがたり
暑い日にはつい手が伸びてしまう、ひんやり冷たいアイス。
コンビニやスーパーで気軽に手に入る、そんな日常のスイーツに、実は数千年にわたる壮大な歴史があることをご存じでしょうか?
今回は、身近だけれど意外と知られていない「アイスの歴史」についてご紹介します。
■ はじまりは紀元前の冷たいお菓子
アイスの起源は、なんと紀元前の中国にまでさかのぼるといわれています。
当時の人々は、氷に果汁やハチミツを加えた冷たいお菓子を楽しんでいたとされており、これがアイスのはじまりだといわれています。
中国の冷菓文化は13世紀に冒険家マルコ・ポーロによってヨーロッパへ伝えられました。
彼が持ち帰ったシャーベットのようなレシピがきっかけとなり、イタリアやフランスの宮廷では「冷たいスイーツ」が人気を集めます。
やがて、王侯貴族のあいだで“贅沢なひととき“を彩るスイーツとして親しまれるようになりました。
そして17〜18世紀ごろには、イタリアで現在のようなクリーミーなアイスが誕生します。
牛乳や生クリーム、砂糖を使い、氷と塩で冷やしながらかき混ぜるという製法が確立され、私たちがよく知るアイスの原型がこの頃に生まれました。
その後、アイス文化は移民や貿易を通じてアメリカに広まり、当初は主に裕福な人々の楽しみとして愛されていたそうです。
■ 日本でアイスが初めて登場したのは?
日本で最初にアイスクリームが販売されたのは、明治2年(1869年)のことです。
アメリカ人の影響を受けた日本人が、当時の開港地として外国文化の入り口だった横浜に「氷水屋」という店を開き、「アイスクリン」という名前でアイスの販売を始めたのが最初とされています。
当時のアイスクリンは、なんと現在の価格で約8,000円と高級品だったため、庶民にはなかなか手が出せない“特別なスイーツ”でした。
その後、牛乳や生クリームの代わりに植物性油脂などの代替材料を使った、「ラクトアイス」や「アイスミルク」が開発されます。
これによりアイスの低価格化が進み、現在では誰もが気軽に楽しめる身近なスイーツとして親しまれるようになりました。
■ アイスの進化はこれからも!
冷凍技術の進化とともに、アイスは世界中で愛される存在となりました。
最近では、乳製品を使わない「プラントベースアイス(※1)」や、糖質オフ・低カロリーのヘルシーアイスなども続々と登場し、多様化が進んでいます。
※1プラントベースアイス
卵や乳など動物性成分を使わず、植物由来の原料で作られたアイス。アレルギーがある方やヴィーガン志向の方にも優しいスイーツです。
■ 手作りしてみませんか?自宅で簡単アイスレシピ♪
アイスが手軽に楽しめる時代になっても“贅沢なひととき”という本質は変わっていないのかもしれません。
この夏は、そんなアイスをご自宅で手作りしてみてはいかがでしょうか?
公式サイトやSNS(Instagram・TikTok・YouTube)では、混ぜて冷やすだけの簡単アイスレシピをご紹介しています。
誰でも気軽に作れるので、ぜひチャレンジしてみてください!
◇ ジュースやスムージーで作る「簡単アイスバー」
お好きなジュースを流し込んで凍らせるアイスバー。
手軽に作れるのが魅力的なレシピです。
◇ 材料たったの3つ!「ヨーグルトいちごアイス」
ヨーグルトといちごを使った、ヘルシーでさっぱりとしたアイス。
低カロリーなので、ダイエット中の方にもおすすめです。
▶ 詳しいレシピはこちら
◆レシピで使用したスタッシャーはこちら
・「簡単アイスバー」→ポケット
・「ヨーグルトいちごアイス」→EZサンドイッチ