9月1日は防災の日―家族の安全のために備えを見直すきっかけにしてみませんか?
9月1日は「防災の日」。これは1923年9月1日に発生した関東大震災の教訓から、自然災害への備えを忘れないために制定されました。
日本は地震や台風など自然災害が多く、災害はいつ起きるかわかりません。だからこそ、防災の日をきっかけに「自分と家族の安全を守る準備」を見直してみませんか?
今回は、その中でも特に大切な備えを3つご紹介します。
防災の日にもう一度見直したい3つの備え
多くのご家庭や自治体では、すでに災害への備えを行っていると思います。
せっかく用意していても、保管している間に劣化してしまい、いざというときに役に立たなかった事態は防ぎたいですよね。
そのためにも「防災の日」に、あらためて確認してほしいことを3つご紹介します。
1. 家族での避難計画の再確認
自治体が公開している「ハザードマップ」を活用し、自宅や通勤・通学先の周辺にどんな災害リスクがあるのかを確認し、避難場所やルートを把握しておきましょう。
また、避難場所や集合場所、災害伝言ダイヤル(#171)の使い方を家族で共有しておくことで、災害時の安否確認がスムーズになります。
さらに、ネット環境が使えなくなる可能性もあるため、紙の地図に避難場所や集合場所を記入しておくと、より安心です。
2. 非常食と水の備蓄の見直し
非常食は心強い備えですが、気づけば賞味期限が切れていたというのもよくある落とし穴です。備蓄量と賞味期限を必ず確認しましょう。
備蓄量の目安は最低3日間分とされています。水は1人あたり1日3リットル、食料は主食を中心とした1日3食分を確保しましょう。
また、普段から食べ慣れている食品を非常食に取り入れておくことで、非常時でも“いつもの味”が心の安心につながります。
3. 持ち出し袋の中身のチェック
懐中電灯やモバイルバッテリー、ラジオなどの電子機器は、電源が入るかを必ず確認しましょう。
また、電子機器は水濡れに弱いため、あらかじめスタッシャーのような防水ケースに入れておくと安心です。
衛生用品は使用期限や劣化有無を確認し、必要に応じて新しいものへ入れ替えましょう。
「防災の日」は過去を振り返るだけでなく、自分や家族のこれからを守るための大切な節目の日です。
避難経路の確認や持ち出し袋のチェックなど、小さな見直しを重ねることで、いざというときに慌てず行動できます。
この機会に、防災の日を“備えを見直す日”として過ごしてみてはいかがでしょうか。